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高森明勅
2020.5.4 06:00その他ニュース

「ルール」の大切さ

この度、文部科学省の検定に合格した『新しい公民教科書』(自由社)。

その中に次のような記述がある(第1章第3節「社会の中の決まり」)。

 

「共同社会であれ、利益社会であれ、社会集団には、
決まり(ルール)があります。
決まりが失われると、集団生活そのものが成り立ちません。
家族や友達の決まり事、学校の規則、社会の慣習や道徳、マナー、
法などの決まりは、社会の秩序を維持するためにあります。
決まりを守ることは、他者の権利を守ることだけにとどまらず、

自分の自由を守ることにもつながります。

 

決まりを守ることによって、初めて一人ひとりが自由でありながら
共存できるのです。
社会の決まりを尊重し、自分の利益だけでなく、公共の利益も

合わせて考えられる人を『自立した個人』といいます」

 

こうしたルールの大切さを、分かりやすく説得力を持って伝えることは、

重要だ。

 

なお、昨日(5月2日)のブログに「敬意の念」とあったのは、

「尊敬の念」の誤りなので、ここに訂正する。

 

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高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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