この度、文部科学省の検定に合格した『新しい公民教科書』(自由社)。その中に次のような記述がある(第1章第3節「社会の中の決まり」)。
「共同社会であれ、利益社会であれ、社会集団には、決まり(ルール)があります。決まりが失われると、集団生活そのものが成り立ちません。家族や友達の決まり事、学校の規則、社会の慣習や道徳、マナー、法などの決まりは、社会の秩序を維持するためにあります。決まりを守ることは、他者の権利を守ることだけにとどまらず、自分の自由を守ることにもつながります。
決まりを守ることによって、初めて一人ひとりが自由でありながら共存できるのです。社会の決まりを尊重し、自分の利益だけでなく、公共の利益も合わせて考えられる人を『自立した個人』といいます」
こうしたルールの大切さを、分かりやすく説得力を持って伝えることは、重要だ。
なお、昨日(5月2日)のブログに「敬意の念」とあったのは、「尊敬の念」の誤りなので、ここに訂正する。
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